もう悩まない!「売れる家具」と「売れない家具」を見分ける方法





買取コラムもう悩まない!「売れる家具」と「売れない家具」を見分ける方法
カテゴリー:豆知識

引っ越しや模様替えで使わない家具が出てくると、「この家具、どうしよう」と頭を抱えることはありませんか?
まだ使えそうだから、捨てるのに抵抗を感じると「じゃあ売ろうか?」と考えますよね。
でも果たして「売れるのか?」と心配にもなります。
中古家具が「売れる」か「売れない」かの違いは、単に「きれいかどうか」だけではありません。
実は、それには不用品買取業者側が重視する「流通のしやすさ」や「素材の価値」が大きく影響しているのです。
この記事では、業者が「買い取りやすい家具」と「買い取りにくい家具」をどう判断しているのか、その背景を説明します。
目次
【結論】「売れる家具」と「売れない家具」の決定的な違い
売れる家具(高価買取の代表例)
- ブランド家具/高級家具
国内外の有名ブランド、人気のデザイナーズ家具など、ファンが多く流通ルートが確立されているもの。 - 素材の耐久性が高い家具
無垢材(木材の塊)、本革を使用したソファなど、長く使える、修理しやすい素材のもの。 - 状態が良い定番品
汚れや破損が少なく、日常的に需要の高いダイニングテーブルやしっかりした作りのソファ。

売れない家具(買取不可の代表例)
- 組み立て式の安価な量販型家具
新品が安価に手に入り、中古市場での価格競争力が低いもの。 - 「組み立てベッド」と「マットレス」
特に組み立て式のベッドフレームやパイプベッド、使用済みのマットレス単体は、多くの買取業者で買取対象外となるケースが目立ちます。 - 使用感や傷みが目立つもの
著しい汚れ、シミ、ひどい臭い、部品の欠品があるもの。
「売れる家具」はなぜ強い?買取業者の判断基準
では、なぜ「買い取ってもらえる家具」と「買い取ってもらえない家具」の差がつくのでしょうか?
鍵を握るのは、買取業者の「手間とリスク」です。
業者が買取を決めるとき、彼らは「いくらで売れるか」「保管や運搬にどれだけコストがかかるか」を天秤にかけています。
1. 需要が高いもの
定番のソファやダイニングセット、有名ブランド品は、全国チェーンや専門バイヤーなど複数の流通先があり、「売れ残り」のリスクが低いため、業者は積極的に買い取れます。
2. 素材が良いもの
無垢材、本革、高品質な金属など、長く使える良い素材は、多少古くなってもリセール価値が落ちにくいのが特徴です。
時間が経って価値が残り、状態が良ければ高い査定額が期待できます。
3. 状態がよい、付属品がそろっているもの
どんなに良い家具でも、破損やひどい臭い(タバコ臭やペット臭など)があると、業者は清掃・修理の手間がかかるため、厳しい査定となります。
反対に、取扱説明書や付属のパーツが揃っていると、業者は安心して陳列・販売できるため、査定額はグッと上がります。
売れない家具に共通する具体的な事情
特に注意が必要なのが、多くの人が「まだ使えるのに」と思う、量販店などで購入した組み立て式家具です。

<要注意1> 組み立てベッドは「買取不可」が多い
「組み立て式のベッドフレーム」や「パイプ式の安価なベッド」、そして「使用済みのマットレス単体」は、多くの買取業者が買取対象外としています。なぜでしょうか?
ベッドは非常に大きく、運搬・保管にコストがかかります。
加えて、分解・再組み立ての難しさ、衛生面(特にマットレス)のリスクが非常に高いため、業者は取り扱いを避ける傾向があるのです。
<要注意2> 量販型組み立て家具も買取のハードルは高い
組み立て式の量販型家具全般についても、買取りのハードルは高めです。
新品が安価
新品が常に安く手に入るため、中古価格に魅力がなく、業者が在庫として抱えた場合、売れ残りやすいリスクが高いからです。
品質のバラつき
組み立て家具は、購入者が組み立てます。
素人が組み立てるため、組み立ての出来不出来で状態が一定せず、プロが再販する際の品質チェックが難しくなります。パーツ不足なども起こりやすく、店舗側で扱いにくいのです。
在庫コスト
大型家具は搬入・陳列スペースを取ります。安価な中古品のために高い店舗コストを割くのは、業者にとって得策ではないのが実情です。
買取を断られたら? 売り方の使い分け
買取業者に断られた物でも、諦めるのはまだ早いです。
フリマアプリ(インターネット個人売買)

- 得意なもの
業者では断られた量販型の組み立て家具、趣味性の高い家具など。全国の買い手にアピールできる。 - 適している人
梱包や発送の手間をかけてでも、買取不可の家具にセカンドチャンスを与えたい人。
地域の掲示板サービス(直接取引)
- 得意なもの
大型すぎて送料が高い家具(例:分解できない大型の食器棚やソファ)、無料で引き取り手を探したい場合。 - 適している人
「取りに来てくれる人」に直接譲りたい人。配送の手間は一切かかりませんが、個人間の交渉や、自宅付近での受け渡しに抵抗がないことが条件になります。
売る前の最終チェックQ&A
Q. 「ベッドフレームだけ売りたい」のはどう?

A. 多くの買取チェーンは、組み立て式やパイプ式のベッドフレーム単体、使用済みマットレス単体を取扱外としています。
事前に業者のウェブサイトなどで「買取対象品目」を必ず確認しましょう。
Q. 組み立て家具は絶対に売れないの?
A. 全てが売れないわけではありません。
状態が極めて良い、製造年式が新しい、または当時人気が高かったモデルなど、条件次第では査定対象になります。
まずは「どんな家具か」を伝え、業者が取扱ってくれるかどうかを問い合わせてみましょう。
不用な家具を賢く手放すには
不用な家具を賢く手放すには、「業者が売れるもの」と「業者が手間をかけたくないもの」を見分けるのがポイントです。
特に「組み立てベッドは買い取ってもらえない」、そして一部の大手量販組み立て家具はハードルが高いという事実を頭に入れ、まずは売る前に掃除と付属品のチェックを徹底しましょう。
手間を惜しまず準備をすれば、あなたの家具はきっと次の活躍の場を見つけられます。
使わない家具、どうしよう?
大阪リサイクルユウユウにご連絡を。

